ようこそ・・・ メンタリック絵画の世界へ
髙岸 弘プロフィール
Hiromu Takagishi Profile
- 髙岸建築研究所、R/C/T高岸応用科学研究所、一級建築士
- メンタルデッサン&クロッキー髙岸教室主宰
- メンタルトレーニングセミナー主宰
- 建築家、画家、デザイナー、講師
1969年、単身イタリアに渡り、ミラノの建築事務所に勤めながら建築を学ぶ。1979年に帰国後は、建築、インテリアデザイン、グラフィックデザインなどの幅広い分野で活躍するとともに、1990年、残像現象を利用したメンタル・トレーニングの手法として「残像メンタルトレーニング」を開発。1994年より研ぎ澄まされた五感を使い、感性を磨き、想像力を豊かにして、個性あふれる表現力をつける「想像・創造メンタルデッサン髙岸教室」を開催。
【著書】思いのままに脳を動かす「残像」力/講談社刊他多数執筆。
本サイトでは、髙岸弘が自ら手掛けた作品の原画を販売しております。
今、指導者・経営者に要求される学習とは?
五感を鋭敏化させた上で感性を磨き、強烈な個性と創造的発想
この理屈抜きで起きる思考の流れ、元々人間の遺伝子に刻み込まれたもの。
それが今では雑念と必要性の問題からか埋もれてしまい “眠っている”状態。
しかし、最近あるきっかけで状況は大きく変わろうとしています。
それは凄い勢いで社会の原理原則を変えようとする”生成AI技術“の登場です。
このAI、便利で社会に必要不可欠な反面、このまま静観を決め込んでいると
人間が担ってきた役割の大半がこのAIに取って代わられてしまいます。
AIは人間が蓄積した既存データをエネルギー源として巨大化してきています。
しかし、既存データが蓄積されない人間の“気分の世界”
いわゆる“知性と感情”が支配する「感性」や「創造性」の分野には入って来られないのです。
そう今、埋もれていた“感性と創造性”の再認識の必要性が高まってきています。
一つ一つ、掘り起こし本来の姿にチューンアップするチャンスなのです。
これからの私たちの社会はAI技術抜きでは考えられません。
しかしまた、人間の“知性と感情”が五感を使ってコントロールする
「感性、創造性」抜きでも考えられないのです。
私達の近未来は、この2つの“勢力”が共同作業を行い、”新しい科学”を
創出していかなければならないのです。
しかし“主導権、決定権”は当然人間が握らなければなりません。
そのためには、五感を鋭敏化した上で・・・・・
いかに、感性を磨いて芸術性の高い“個性”を創り上げるのか
いかに、創造力を豊かにし、今までにない独創的“発想”を生み出すのか
人間の”知性と感情”が 五感 を使ってコントロールする
「感性」 Sensibilityと「創造性」Creationの学習が必要となるのです。
1970年初頭、イタリアはミラノの建築事務所。当時私は家具デザイナーとしてその事務所に所属していた時の事。
ある日、モナコ公国内モンテカルロにある貴族の豪邸の改装工事責任者として派遣される。依頼人は200年以上の歴史を誇る食前酒メーカーの会長でロッシ氏。工事は約2年間、敷地内に仮設事務所と宿泊施設を設置しての大工事である。
それまで私はヨーロッパや貴族の金持ち連中は、なぜ20室とか30室とかと言った馬鹿げた部屋数を持つ家に住むのかという単純な疑問を抱いていた。「金持ちなんだ」と言う単なる“見栄”にすぎないのではないかといささか軽蔑もしていた。
私の住んでいた日本ではそうだったから。ところがこのロッシ邸はどうやら違っていたようだった。
ロッシ氏の語るイメージに従えば
「気分を変える部屋」「平常心戻す部屋」「家族と集中して話し合える部屋」
「気分がハイになれる部屋」「感情を出し切る部屋」
とでも名付けられるような部屋がそれなりの理由をもって配置され、
内装もその理由に従って施されようとしている、
初めから不思議に思っていたのだが、玄関を入るとすぐ右側に40㎡ほどの部屋がある。
この部屋、ロッシ氏が仕事から帰宅すると、即入り込み30分は出てこない。
そのことを聞いてみると「この部屋で仕事であった事柄を頭から外し、
家族に意識を向け直す空間、いわゆる気分を変える部屋」との答え。
内装は穏やかな色調でかかる絵画もリラックス出来る風景画。
彼はこの部屋から出ると家族の待つ賑やかなリビングへと向かい
奥さんには「ラウラ!どうだったのかな、今日のダンスのレッスンは?」
高校生の息子には「そうそうパオロ!今朝の英語の試験は上手くいったのかい?」
欧州の邸宅は何百年も前から肩肘張らずに一つ一つ学習と経験を積み上げて
自然にこのような空間構成をつくり上げ、
様々な精神の動きに合わし無意識に使いこなしている。
そのことをロッシ邸の改装工事で知った時、私は大変なショックを受けた事を思い出す。
さてさてこれら精神的コントロール要素を住宅内に入れるとなると、20数室でも足りない計算となる。
またこれらの部屋にはそのテーマに従った様々な絵画が描かれている。
絵画の持つエネルギーは凄い。
絵の大きさに関係なく、一枚で部屋のイメージは大きく変わる。
さて私は、何もこの誇大な建築面積を誇るロッシ邸を、そのまま再現しようするわけではない。
たとえ狭い空間であっても、テーマ別にコーナー分けをし、壁紙を張替え絵画をかけてみる。
例えば、玄関の出口方面をモチベーション壁面に、入り口方面をリラックス壁面に・・・・
トイレの壁面や洗面所に一部をアンガーマネジメント空間に・・・・
リビングの一面を集中空間に・・・・と考えられるはず。
絵画はどのような空間に置かれても、その場所のオーラを変えてしまう力があるのです。
人類の住環境の歴史を先導するといっても過言ではない欧州の住まい方。
その中で人間本来の複雑な精神をコントロールするメンタルサポート法とは?
まず、感情の高ぶりや混乱を鎮めてから・・・心身の疲れを取り払って平常心に・・・・
そして、今やらなければならない事への状況判断とモチベーションを高める
この要素は、太古から現代、そして未来へと人類にとって不変なのです。
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